ジャイサルメールにて

2019年10月11日

大空を舞う、一枚の紙切れを眺めていた。
飽くこともなく、延々と。

「彼」は大空を自在に駆け回っていた。
くるくる、くるくる、くるくる……
まるでなんらかの意志を持っているかのように。

しばらく眺めているうちに、
不意に私は気づかされた。

意志を持っているのは、
「彼」ではなく、「すべて」の方なのだと。

すべては、すでに、調和の中にあった。
完全、完璧な、あるがままの調和の中に。

私たちが、それに気づいていても、いなくても、
すでに、私たちは……