縁とは愛で、愛とはいのちで。

2016年11月18日

おはようございます。小出遥子です。

今日は2編の大好きな詩を引用します。

わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です

(あらゆる透明な幽霊の複合体)

風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です

(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

 

宮沢賢治 「春と修羅」序文 より抜粋

生命(いのち)は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和

しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない

 

吉野弘 「生命は」

ほんとうに、すべては、「縁」ですね。
「縁」でないもの、なし。

「縁」は、「愛」です。
「愛」は、「いのち」です。

「愛」でないもの、「いのち」でないもの、なし。

しみじみと、ただ、そう感じるのです。

今日、本が発売されます。
Amazonでは一時在庫切れとのこと……。
(みなさんが買ってくださったおかげですね。ありがとうございます!)
ちょっと大きめの本屋さんでは、昨日の段階で並んでいたそうです。
もし見かけられたら、お手に取って眺めていただけるとうれしいです。

教えて、お坊さん! 「さとり」ってなんですか

どうぞよろしくお願いいたします。

ちょっと短いけれど、今日はこれで!

 

よい一日をお過ごしください◎