姿勢を良くする画期的な方法

2014年6月9日

姿勢の良さと気分の良さはばっちりつながっている。もやもやうだうだめそめそしているとき、人はたいてい猫背だ。そのことには実はかなり前から気づいていた。そして姿勢の良さと仕事のはかどり具合にも、かなりの相関関係を見出してはいた。せめて座っているときの姿勢だけでも良くできたらいいんだけどな~と思い、ぐんっと胸を張った状態を自分で作ってみても……3分と持たない。すぐに疲れてだらっとしてしまう。筋肉がないせいだろう。姿勢を保つには腹筋と背筋をバランス良く鍛えることが大切です! みたいな話は良く聞く。えー、じゃあ、毎日筋トレしろって? やだよ、そんな面倒くさい。運動なんて大きらいだよ~……なんてことを思って、なかなか本格的な姿勢改善に乗り出せなかった。ザ・ズボラ人間! あ、どうも、ズボラー小出です。

 

そんなある日、私は書店で(こればっかりですけど。テレビもネットもあまり見ない私の主な情報源は、ほぼ毎日の書店徘徊なのです……)画期的な本を見つけたのだった。その名も『ねこ背は治る!』(小池義孝著 自由国民社刊)。著者である小池さんは気功治療院の院長さん。この本、ものすごく売れたんですよね……。いまさら感は否めませんが、買って読んでみたらめちゃめちゃ面白かった。一気読みしちゃった。そして、この本に書かれたメソッド、実際、ものすご~~~く有効でした。

 

人間には骨がある。いい姿勢でいるためには、筋肉に頼らずに骨に頼ることが大事、というのが小池さんの主張。その時点で目からウロコぼろぼろ……。骨? そんなもの普段ぜんぜん意識していなかったよ……。で、今回は椅子に座った状態の姿勢に限って話をするが、この時に重要なのは坐骨を意識すること。坐骨とは、椅子に座ったときに下に当たる骨。(イラストがないとわかりづらいですよね。ごめんなさい。検索してみてください、すみません。)坐骨は前が狭く、後ろが広くできている。底辺のない三角形になっているのですね。人間の座り姿勢を安定させるためにこうなっているらしい。もし坐骨が並行に配置されていたら、グラグラしちゃってぜんぜん落ち着いて座っていられないはずだ。人体ってよく出来ていますね……。で、椅子に腰かけたときに、この坐骨がきちんと座面に触れるように意識さえすれば……あら不思議。自然と背筋は伸びちゃうんですねー。それでいて全然、どこにも力が入っていなくて、楽! うーん……。私のつたない文章じゃ伝わらないので、ちょっと、本から引用します……。

 

1.坐骨の位置をしっかりイメージして、綺麗に乗ってください。お尻の骨を感じながら、微調整して試してください。

2.一番安定する位置を見つけたら、全身の力を抜きます。背筋がスッと、楽に伸びていれば成功です。

(引用終わり)

 

座面に触れる坐骨を意識して座ると、自然に骨盤がまっすぐに立つ。で、その骨盤に上半身をすべて預けて「乗っける」イメージ。胸を張る必要はありません。筋肉は姿勢を支えるだけの必要最低限しか使いません。……うまくできましたか? これ、めちゃめちゃ楽じゃないですか? 筋肉なんか使わなくても、骨盤が全部をがしっと受け止めてくれる。す、すごいぞ骨盤! 私に骨盤があってよかったー! 南無南無南無南無骨盤仏! ですよ、本当に……。

 

ちなみにここから先は本には書いていないのですが、私は椅子の高さを調整して、両方の足の裏を床にべたっとくっつけるようにしています。踏ん張らずに、自然に。さらに姿勢が安定する気がします。あと、この姿勢だと、指先から入ってきたPCの電磁波を足の裏からアースできるような気がします。アヤシイ上に、全部「気がします」の世界ですが、そう考えると、とにかく気が楽です……。病は気から、健康も気から。

 

で、坐骨と骨盤の位置を正しくしたまま(前かがみにならずに)腕だけを伸ばして机に向かうと……これがもうびっくりするぐらい楽で! 最初は「PCや書類、遠くね!?」ってなるんですが、大丈夫、すぐに慣れます。まったくどこにも余分な力を入れずに文字が書けたり、PC操作ができたりするようになります。かつてない楽さにニヤついてしまうこと間違いなしです。

 

身体が楽なのはもちろん、この姿勢でいると、気持ちもどっしりします。おなかの辺りがいつだってなんだかじんわりとあたたかい感じ……。自分の「本体」が、頭ではなく、からだの中心にある感じになります。それこそ「気」が肚におさまる感じ。「頭で考えて」いるというより、「肚で考えて」行動ができる感じになります。本心から「こっち!」って決定できる感じ。心と身体の連動がばっちりうまくいく感じ。「感じ」ばっかりですみません。でも実際そう感じるのです。これ本当にめちゃめちゃ楽です。疲れなくなります。仕事が早く、正確になります。

 

逆に言えば、だらだらとちっとも仕事がはかどらず、ヘンテコなミスを繰り返すばっかり……ってときは、私の場合、ほぼ100パーセント姿勢が悪くなっています。姿勢が悪いと「気」が分散します。頭でっかちになって、身体がからっぽな感じになります。手足は冷えて不愉快です。そりゃあ集中できないよなーって感じです。気付いたら「坐骨! 骨盤!」って意識すると、だいぶ変わってきます。心身一如って本当のことです。

 

いや、偉そうに書きましたけど、私もはっきり言ってぜんぜんまだまだです……。でも上に書いたようなことを意識するようになって、だいぶ楽になりました。肩こりや腰痛も激減したし、なにより「自分の本体はからだの中心にある」っていうのが実感できて良かったです。思っていることとやっていることが統合されやすくなりました。分断されていた自分がひとつにまとまってきた感じ。これはもう、とにかく、楽! 楽、ゆえに、持って生まれたものをするっと出しやすくなる……気がします。役割、果たして生きていきたいです。もしよろしければ、みなさんも是非。自分が座り仕事を生業にしているので今回は座り姿勢のことを書きましたが、立っているときや歩いているときの姿勢についても本に詳しく載っています。こちらも是非。ってまた回し者っぽい文章書いちまった……!