身を捨ててこそ

2016年12月26日

おはようございます。小出遥子です。

流れはいつだっていまここにあるのだから、
人間がやるべきことは、それを信頼し切って、
ただただフワッと浮かんでしまうこと。
そして、流れそのものと一体となってしまうこと。

ほんとうに、ただ、それだけだと思うんです。

人間の身体って、余分な力さえ入れなければ、
かならず水に浮かぶようにできているんですよね。

鉛のように中身がみっちり詰まっているものは
水に入れたら沈んでいくけれど、
人間の身体はそうはできていませんから。
身体の中には、たくさんの空洞がある。
空洞には、空気が充満しています。
だから、ぜったいに浮くようにできているんです。

でも、変に力むと、中身が詰まって、空洞が失われて、
あれよあれよという間に身体が沈み、溺れてしまう……。

「そもそも浮く」のに、
「浮くわけがない」という勘違いをはたらき、
結果、余計な苦しみを自らに課してしまうのは、
とてもざんねんなことですよね。

じゃあ、どうやったら「そもそも浮く」ことを信じられるのさ!?

……という話になると思うのですが、
それは、もう、実践あるのみなんですよね。

「やってみる」しかない。

やってみたら、
即座に「あ、ほんとだ」ってわかりますから。

やらなかったら永久にわからないけれど、
やってみたら一瞬でわかります。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ということわざもあります。

「死んでもいいや!」とは、まあなかなか思えないかもしれないけれど、
そのぐらいの覚悟を持ったときに、力って、不思議と抜けるんですよね。

力が抜けると、その瞬間に、流れと自分との間の分断が消えます。

自力が消えると、他力が見えてくると言い換えてもいいかな。

そうなったら、あとはただただ流れとともに、
ゆったりと生きていくだけですね。

苦しんで生きていく必要なんか、
ほんとうはどこにもないのだと思います。

ほんとうのほんとうに、そう思います。

 

よい一日をお過ごしください◎

 

昨日のNHKラジオ「著者に聞きたい本のツボ」、
お聴きくださった方、まことにありがとうございました。
私、謎に笑い過ぎでしたね~(笑)。お恥ずかしいことです……。
聴きたかったのに聴けなかったという方、
今日の正午に録音がNHKのサイトにアップされるということですので、
そちらをおたのしみいただけますとさいわいです!

http://www4.nhk.or.jp/r-asa/340/

年明け、1月7日(土)15時より、下北沢B&Bさんにて、
拙著『教えて、お坊さん!「さとり」ってなんですか』の
出版記念イベントを行います。
曹洞宗の藤田一照さん、浄土真宗の釈徹宗さんといっしょに登壇します。
現時点で残り10席程度とのこと。
ご興味ございましたら、お早目にお申込みくださいませ。

http://bookandbeer.com/event/20170107_bt/