消しゴム仏はんこ曼荼羅

2014年9月8日

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仏はんこ師兼イラストレーターのにっひさんが、今年の春からあたらしい試みを始めている。仏像リンクという活動の主催者であるINAZOさんからの依頼で、だいたい2か月に一度、渋谷で消しゴムはんこ教室を開催することになったのだ。昨日は第3回目の教室だった。

 

にっひさんの図案をもとに、ひとり一体ずつ、2~3時間で消しゴム仏はんこを彫っていただく。完成したそれぞれの仏はんこ(「仏像」はんこ、ではないところがポイントです!)を、一枚の大きな紙に一度ずつ捺していただき、「仏はんこ曼荼羅」を制作する、という壮大なプロジェクトも、実は同時に進んでいる。

 

(ちなみに図案は現段階で8種類あります。阿弥陀さま、観音さま、お地蔵さま、弥勒さまなどなど、ご自身のお好きな仏さまを選んで彫ることができます。)

 

 

 

昨日の夜、私は、はんこ教室を終えたにっひさんと会い、少しずつスペースが埋まりつつある「仏はんこ曼荼羅」の現物を見せていただいた。

 

参加者の方々がそれぞれ懸命に彫った、一体一体の色とりどりの仏はんこを丁寧に眺めているうちに、なんだかこみあげてきてしまった。

 

だって、みなさんが作った仏はんこは、もはや仏さまそのものだったから。

 

この上なく尊くて、この上なく有難い、世界で一体だけの、ぜったいに替えの効かない仏さまが、紙の上でやさしく笑っていらっしゃったから。光を放っていらっしゃったから。

 

 

昨日の教室には、わざわざ大阪からこの教室のためだけにやってきてくださった男性もいらっしゃった。さらには、お孫さんの手術の成功を祈念して、仏はんこを彫りに来た、と語ってくださる60代の女性もいらっしゃったということだ。「老眼で細かいところが良く視えないわ」とおっしゃりながらも、彼女は最後まで根気よく彫りあげ、有難い仏さまを生み出された。そのほかの方々も、みな真剣な表情ながらも楽しそうに、それぞれの仏さまを彫り出されていた。

 

参加者の方、おひとりおひとりにそれぞれの人生があって、不慣れながらも一刀一刀丁寧に、それぞれの想いをこめて、世界に一体だけの仏さまを彫り出していく――

 

それぞれの仏さまは、参加者の方ひとりひとりの分身だった。というか、彼や彼女、そのものだった。

 

人は、まさしくそのまま、そのままの姿で、仏さまなのだと思った。

 

生きているだけで、ひとり残らず仏さまなのだと思った。

 

 

 

一体一体の仏さまが集まって、一体ずつの仏はんこを作り上げ、その仏はんこの中にはさらにたくさんの仏さまがいて、さらにその中には……

 

一体言ったの仏はんこに、仏はんこを作ってくださった仏さま(人々)に、そして彼らという仏さまを形作る無数の仏さま(人々)に、ただただ無心に手を合わせたくなった。

 

これぞまさしく曼荼羅だ……!

 

そんなことを思った。

 

 

 

ありがとうございます。

 

なんだか、ただ、そう言いたくなりました。

 

 

 

 

 

仏はんこ曼荼羅プロジェクト、私も是非参加させていただきたいと思っています。皆さまも、機会がありましたら、是非。

 

初心者でもまったく問題なし! 道刃物の敏腕営業マン・キカイタクヤ氏もばっちりサポートしてくださいますよ~。

 

次回の日程が決まりましたら、また仏像リンクのFBページ等で告知します。