「仏道」とは、「いま」を生きる道である

2017年2月16日

おはようございます。小出遥子です。

「仏道」とは、「いま」を生きる道である

といったようなことは、割とよく聞きますし、私もたまに言います。
これ、実際、その通りなんです。
仏道というのは、いまを生きる道のことです。

でも、ひとつおさえておかなくてはいけないのは、

「仏道」と「仏道でない道」の二種類があるわけではない

もっと言えば、

「いまを生きる人」と「いまを生きていない人」の
二種類が存在しているわけではない

ということで。

人間、いつだって「いま」を生きているんです。
いままでもずーーーっと「いま」を生きてきたし、
これからもずーーーっと「いま」を生きていくんです。
「いま」以外を生きることなんかできないんです。

つまり、人間、「仏道」以外を歩むことなんかできないんです。

じゃあ、なにをもって「仏教者」とするのか、ということですが、
それはもう、「ほんとうはいつだって“いま”なんだ」ということに
自覚的に生きているか、というところだけなんじゃないかなあ。

時に「私、ぜんぜん“いま”を生きることができていないなあ……」
という後悔の念がやってきたとしても、
「“いま”を生きることができていない私」に気づいたのは
間違いなく「いま」であることに、さらに大きなところから“気づいて”いる人。
そういう人こそを「仏道を歩む人」、
つまりは「仏教者」と呼ぶのではないでしょうか。

大いなる自己反省と、大いなる「ゆるし」の存在の感受とを、
まったく同時に、そして絶え間なく行っていく道。
それが「仏道」であり、「いまを生きる道」なのだと思っています。

 

よい一日をお過ごしください◎