これがホントの禁酒宣言

2014年11月23日

完全なる禁酒を宣言してから10日以上が経ちますが、この間、ちょっとびっくりするようなことがあったので記録します。

 

 

 

「宣言」をしたのはたったの10日前だが、ここ3か月、お酒は一滴も飲んでいなかった。はじめのうちこそ、「あーーー飲みたいよう!」という気分になることがあって、ずいぶん苦労させられたものだが(そういうときにはレモンをしぼった炭酸水を飲んでました……)、それも本当に最初だけだった。2週間も経てば「飲まないこと」は私の中で、まったく普通のこととなっていた。

 

8月26日、新月の日に、「とりあえず100日間!」と定めて開始したこの禁酒チャレンジだったが、2か月経つ頃には、「12月の頭に禁酒が明けるけど、私、本当にまた飲酒を開始するのだろうか……?」ということが、私の頭の中の議題として多く上がるように……。その時点で気づくべきだったのだ。もう私は「お酒を飲みたい」とは、「まったく思っていない」のだということに。だって、本当にお酒を飲むことが好きなら、約束の日が来たら、まるで刑期が明けたかのように、喜んでアルコールの世界に飛び込んで行ったと思うのだ。でも私には、そうしている自分の姿をうまく思い浮かべることができなかった。

 

「100日間!」の中で、私は、偶然にも、「ここ数年、お酒は一滴も飲んでいない」という方と会った。しかも二人も。お二人とも男性だったが、なんというか、たたずまいがすっとしていて、清潔な感じがした。この方々の周りに漂う透明でやわらかな空気が、最終的に私を決断に向かわせた。

 

 

 

で、10日ほど前の完全禁酒宣言。「来世まで飲まない」発言まで飛び出たあの記事はかなりの反響を呼び(笑)たくさんの人に「ま~じ~で~!?」と驚かれた。わざわざメールをくれた友人も数名いた。当然だろう。禁酒前の私は、「なにが私をそうさせるのか……」というぐらい、超絶ハイペースで飲んで飲んで飲みまくり! 二言目には「生、追加でお願いします!」な、居酒屋大好きキャラだったのだから……。

 

 

 

が、本当にそうだったのだろうか?

 

私、本当に、「お酒」というものを好きだったのだろうか?

 

 

 

というのも、禁酒宣言をしてから数日が経ったある夜のこと。近所の住宅街をてくてくと散歩しているときに、ふいに思ったのだ。

 

「ああ、私、もうお酒を飲まなくていいのか……」

 

全身から、力が抜けていった。晩秋の風が頬に心地よかった。夜空に星がまたたいていた。

 

きれいだった。涙が出てきた。

 

心の底から、ほっとしていた。

 

そして思ったのだ。

 

「そうか。私、恐怖感から、お酒を飲んでいたんだな……」

 

いつしか、「好きだから」、「楽しいから」より先に、「怖いから」、私はお酒を飲むようになっていたのだ。

 

 

 

飲み友達にがっかりされたくない……

 

私が酔ってみんなを盛り上げないといけない……

 

つまらないやつ、と思われたくない……

 

 

 

これらの勝手な思い込みが、私を飲酒に走らせた。一杯飲み終わるごとに、それらの恐怖はさらに強くなって私を襲ってきた。それから逃れるように、エンドレスで杯を重ねた。自分の本音と向き合ったら、大変なことになる、と思っていた。それで、毎回、ぐるんぐるんになるまでお酒を飲んでいた。

 

飲んだ次の日の体調は、毎回最悪だった。毎回、脳が縮んで、内臓が焼けるような感覚に苦しめられた。飲み会の席で自分が言ったことに対する反省も止まらなかった。

 

それでもお酒を飲むことを止められなかった。それが「楽しい」と思い込もうとしていた。

 

好きでもないものを、「好きだ」と思い込もうとしていたのだ。

 

お酒を好きな自分を、好きでいたかったのだ。

 

自分に対しても、周りに対しても、お酒に対しても、失礼なことをしていたな、と思う。

 

 

 

早めに気づいていれば、たぶん、もっとうまい付き合い方があったのだろうとは思う。

 

でも、もう仕方がない。

 

私は、お酒を飲まない世界の方に、「愛」を見てしまったのだから。

 

 

 

お酒に限らず、自分では「大好き!」と思っていても、実はそうじゃないものって、結構たくさんあったりするんじゃないだろうか。そこに「恐れ」が含まれていないか、いま一度、すべての行動を選び直すときが来ている気がする。

 

「恐れ」と、「愛」と、どちらから選びますか?

 

なんてことを、このブログでも繰り返し繰り返し書いてきたその張本人が、完全に「恐れ」から行動を選択していたのだ。

 

情けないです……。

 

でも、反省したら、あとは行動するだけだ。

 

 

 

 

 

なんにせよ、たくさんの学びがあった。お酒を飲んで、溺れて、そして止めることを決断できて良かった。そう思っています。

 

お酒に対して持てなかった「愛」を、私はこれから、他の、本当に自分の好きなものたちへ、大切に注いでいこうと思います。

 

これが本当の決別です。

 

 

 

 

 

朝っぱらから酒臭いブログで恐縮でした。笑