「腑に落ちる」ということ。「一如」ということ。

2014年12月16日

◆この世で改善できるものは、自分の視点ぐらいしかない。「気づく」ことで視点は移動する。特別な才能が必要なわけではなく、子どものころを含めて「思い出す」感覚が重要。

 

◆どんなに複雑な問題も、「わたし」(自分)を知ることに通じる。「わたし」は自我と自己など多層構造になっているので、自分も他者も、その深い層もまるごと見る。「あたま」や「偽の心」に惑わされず、「自然」「こころ」「からだ」の声に耳を傾ける。答えを外に探すのではなく、内部に見出す。

 

◆「病」や「症状」は常にイメージ言語や身体言語として、メタファー(比喩)としてのコトバで語られる。暗号を解読する必要がある。芸術やコトバなどイメージ言語への感性を高める。

 

◆「病」そのものの表面の現象にとらわれず、その隠された「目的」や「意味」を問い、「からだ」=「こころ」と対話する。「目的」や「意味」を問うことで、<いまここ>で選択する方向が見えてくる。

 

 

 

(東京大学医学部附属病院循環器内科・稲葉俊郎さん講演

@表参道かぐれ 食と暮らしのものさし作り講座6 配布資料より抜粋)

 

 

 

 

 

日曜日の夕方、ある方に強くお勧めいただき、上記の講演にお邪魔させていただきました。東大病院のお医者さんって、「ザ・西洋医学の権威!」といったイメージを持たれがちだと思うのですが、そんな一面的な見方じゃ、もうぜんぜんおっつかないような、超包括的な視点から見た「世界の仕組み」を教えてもらってしまったような、ものすご~く濃密な講演でした。そこには「ほんとうのこと」だけがありました。大興奮……!

 

あまりにもいろいろなお話がぎっしり詰まった時間であったため、私の小さな脳みそでは到底理解しきれていない部分も多々あるのですが……もうね、ほんと、すべては「ひとつ」なのだと。「一如」なのだと。とにかく、そんな風に思いました。というか、もう、ほんと、完全に、「腑に落ち」ました。

 

「答え合わせ」に次ぐ「答え合わせ」といった印象の3時間でした。……とか言うと、なんか私、めちゃめちゃ偉そうですが、でも、本当に頭の良い人っていうのは、すべての人が生まれながらにして共通して「知っている」、だけどいままで秩序というものが与えられてこなかった部分に、ピンポイントで光を当てることによって、ごくごく自然に「ほんとうのこと」を「思い出させる」……そして、個人個人のからだの中からの声として「ほんとうのこと」を「聞かせる」……そういうことができる人のことを言うのですよね。照らされて、引き出されて、声として聞かされました……。

 

いや~、本当にすごかったです……。この余韻だけで当分生活できそう……。

 

稲葉さん、保坂さん、渡辺さん、かぐれのみなさん、あの場にいらっしゃったみなさん、そしてTさん。本当にありがとうございました。

 

 

 

ところで、すこし話は変わりますが、私は数年前から冷えとり健康法を自分の生活に取り入れています。

 

この「冷えとり」って、「入れる」よりも、むしろ「出す」健康法なんですよね。

 

半身浴や靴下の重ね履きなどによって下半身をあたためて、「血」と「気」のめぐりを良くして自然治癒力を高め、全身の老廃物を外側に排出していき、内側から健康にしていく、という方法。

 

 

 

で、その「毒」的なものが外に出て行くときに、なんらかの「症状」となってあらわれることがある、と。東洋医学で言う「好転反応」、「めんげん」というやつですね。

 

「めんげん」にはいろ~んなものがあって、痛みとして出たり、湿疹が出たり、出血したり、かゆみが出たり、ときには怪我というかたちであらわれることもあるし、絹の靴下に大穴があくこともあるし……。

 

で、その「症状」には、必ずなんらかの「意味」が隠されている、と。たとえば鼻血は腎臓や肝臓の毒出しだったり、目のかすみは消化器の毒出しだったり。表面だけじゃわからないいろんなメタファーが、そこにはひそんでいる。

 

さらには、この「めんげん」、からだの毒だけじゃなく、こころの毒として出ることもあるんですね。

 

たとえば、腎臓が悪い人はビクビクしやすかったり、心臓が悪い人はツンツン冷たくなりがちだったり。逆もまた然り。ビクビクしがちな人は腎臓を悪くするし、ツンツンしがちな人は心臓を悪くする……。

 

健康って、からだだけの問題じゃないのですね。

 

こころとからだはいつだって「ひとつ」で、相互に作用し合って存在しているものらしいのです。

 

 

 

えーっ!? って思われるかもしれませんが……これね、冷えとりやっていくうちに、どんどん「そういうこともあるのかもね~」って納得していきます。実際、冷えとりを続けていくと、もう、信じられないようなことが「めんげん」としてじゃんじゃん起こってくるわけですよ。もう、いちいち「常識」を持ち出して気にしていたら身がもたないってぐらい。

 

 

 

たとえば、ここ最近、私の薬指の爪は、両足とも、黒っぽい紫色に変色して腫れ上がっていました。はっきり言って、見た目はかなりグロい感じでした。でも、ただそれだけで、痛みはほとんどないので放っておいていました。「どうせなにかの毒出しでしょう」とヘラヘラしていました。にしても、ちょっと今回は治りが遅いなあ、とは思っていました。さすがにまったく気にしないというわけにはいきませんでした。

 

 

 

で、それに関して、ほんのちょっと前、ふと「もしかして……」と思いつくことがあって調べてみたら、

 

“足の薬指の症状は胆嚢の毒出しです。”

 

などという風に出てきて、「ああ、ほら、やっぱり……」と思ったんですよね。

 

 

 

肝臓・胆嚢は、「傲慢」「イライラ」「不眠」を担う器官とされています。

 

私、確かに、最近、「傲慢」、そしてそれがひっくり返っての「卑屈」、それらの毒をどばばばばばーーーっと一気に大放出している感じでした。ここ1ヶ月のブログをお読みいただければ、私のここのところの大葛藤がすぐに見てとれるかと思います。笑

 

私、ずっと戦ってました。ずっとずっと、あたらしい自分とふるい自分とのせめぎ合いの狭間に立たされていたのです。傲慢が裏返って卑屈になったり、それがまた裏返って傲慢になったり……そんなことを、ここ最近、ずっとずっと繰り返していました。

 

抜け出した! と思ったら、すぐにまたイライラメソメソクヨクヨに襲われて眠れなくなって……。克服した! と思ったら、またイライラメソメソクヨクヨして眠れなくなって……。

 

イライラも、メソメソも、クヨクヨも、ぜんぶ自分自身に向かうものでした。

 

こころにも、からだにも、相当な負担がかかっていたみたいです。

 

その結果としての肝臓・胆嚢の毒出し、からの、イライラ、不眠、そして薬指の爪の腫れと変色と痛み……。

 

でも、症状が出たということは、ある程度「出せる」自分になったということで、これは大進歩なんですね。すでに解決に向かっている。

 

なんかね、知って、ちょっとうれしくなっちゃいました。

 

 

 

しかし、まあ、こころとからだは、まさに「ひとつ」なのだな、と。完全に関連しあっているのだな、と。からだが宇宙の縮図だとしたら、この世には、本当に、なにひとつ、独立して存在しているものはないのだな、と。そんな風に思ったことです。

 

すべてがつながっているという意識を持って生活できれば、「傲慢」も「卑屈」も出ようはずがないし、逆に言えば、そういった意識をこころから持てていなかったからこそ、自分は「傲慢」で「卑屈」になってしまっていたのだな……と。

 

ああ、もう、謙虚でいるしかないな、と。というか、「まとも」に生きていたら、謙虚でいざるを得なくなるのだな、と。

 

そっかあ、私、本当にまだまだだなあ、と。まったくもって、日々是修行だなあ、と。

 

なんかね、そんな風に、私、そのとき、ものすごく素直に思ったんです。すがすがしさすら感じるほど、素直に思ったんです。

 

まさに「腑に落ち」たのだと思います。

 

 

 

……で! ここからが不思議なお話で!

 

「腑に落ちた」ら! なんと! 不思議なことに! その直後の半身浴中に!

 

腫れも変色も痛みも、「すぅーっ」と、まさに潮が引くように、なくなっていったんです!

 

びびびびびっくりです!!!

 

これ、ぜったいに単なる偶然なんかじゃないよ!!!

 

 

 

こころとからだはセット。ゆえに、納得と治癒もセットなのですね……。

 

ものすごいことが目の前で起こりました……。

 

 

 

人体って、そして世界って、宇宙って、本当にすごい!

 

すべての仕組みに大感動です。って、あまりにも簡単な感想になってしまいましたが……。

 

なんかね、こんなことを体験した直後に、稲葉さんの講演をお聞きする機会に恵まれたのは、まさに僥倖であったな、と。

 

「もう、ぜったいにそうだ!」「ぜったいにこっちだ!」っていう確信をもらうために、私はあの場所に行ったような気がするのです。

 

実際、「確信」以上のものをいただけた講演でした。

 

 

 

これもまた「はからい」なのでしょうか……。

 

結局、「南無阿弥陀仏」ということでしょうか……。

 

 

 

……なんかね、そんなことを思いました。強く強く、思いました。

 

なので、かなり長くなったけれど、起こったことをそのままに、備忘録的に書いてみました。

 

 

 

 

 

みなさんも、機会があれば、ぜひ、稲葉俊郎さんのお話、聞きに行ってみてください。

 

きっと、いろんな発見がありますよ!