「ほんとう」の目

2015年2月25日

そんなことを考えながら、世界と私はいつものようにきらきらとした目でお互いを賞賛し合い、見つめ合っていた。

 

そうそう、こっちが見ているだけじゃない。向こうも見ているんだ。

 

その目はどこにあるかというと、天に大きな目が浮かんでいるっていうわけじゃない、

 

なぜか私の中にあるのだ。

 

私の中にるもうひとつの目が、世界の側にとって力を取り入れる窓なのだ。だから私がどういうふうに世界を見るかを世界は見ている。

 

そのことを昔の人はうまく言いようがなくて神様と呼んだんだなあ、そう思った。

 

だからなるべく円満に、命に賞賛をこめて、今日も一日を生きる、私はそんなことを選んだのだ。この世の隅っこにあるこの小さな村で、ちっぽけだけど偉大なことを。

 

 

 

(『花のベッドでひるねして』よしもとばなな=著 毎日新聞社=刊 より抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

たとえば「小出遥子」という名前をあたえられた人格が、

 

「うわーい! めちゃめちゃうれしい! 今日はお祝いだ!!!」とか、

 

「悲しすぎる……無理……さすがに受けいれられない……」とか、

 

「はああ??? 信じられない! まじむかつく! むかっぱらにもほどがある!!!」とか、

 

まあとにかくありとあらゆる感情に翻弄されて、いろ~んな反応をとっている、間抜けながらも健気な姿を、

 

どこかで、ものすごくあたたかい眼差しで、でもめちゃめちゃ冷静に見守っている「なにか」がいるんです。

 

割と幼いころから、そいつの存在には気づいてはいたのですが、

 

でも、私はずっと、その正体を見誤っていたんです。

 

 

 

私は、そいつを、「小出遥子」だと思っていたんです。

 

「小出遥子」が、「小出遥子」の人生を眺めているのだと。

 

 

 

でも、どうやら違ったみたい。

 

そのあたたかくも冷静な目としてのそいつは、決して「小出遥子」という個別の人格なんかじゃなかった。

 

なんというか、それは、もっと総合的な、というか文字通り「すべて」としての「自分」だった。

 

 

 

「すべて」としての「自分」が、「小出遥子」の人生を見つめている――

 

そっちが正解だったみたい。

 

 

 

「すべて」としての「自分」は、すべての個別の人格の人生を、まったく同時に、まったく同じだけの愛情をもって見つめています。

 

小出さんの人生も、林さんの人生も、渡辺さんの人生も、スミスさんの人生も、ミュラーさんの人生も、モロゾフさんの人生も、ジャクソンさんの人生も……

 

まったく同時に、同様に、とてつもない愛を持って見つめています。

 

というか、その、「すべて」としての「自分」自体が、“愛”なんです。

 

“愛”なんてことば、うさんくさくてぜんぜん好きじゃなかったけど、でも、そうとしか呼べないものなんだから仕方ない。

 

“愛”が嫌なら、“神”でも“仏”でも“宇宙”でもいい。

 

……そっちの方が抵抗あるか。笑

 

 

 

「すべて」としての「自分」は、じゃあ、いったいどこから「小出遥子」の人生を見つめているのか、と言ったら……

 

それは、どういうわけか、「小出遥子」の中から、なんですよね。

 

それはやっぱり、「自分」の目なんです。

 

でも、「小出遥子」の目じゃない。

 

「小出遥子」の目じゃなくて、「ほんとう」の、「自分」の、目。

 

それが、いつだって個別の人格を生きる自分を、見つめているのです。

 

私たちは、いつだって、信じられないほどの愛に包まれているんです。

 

 

 

ほんとうは、いつだって、安心していていいのにね。

 

安心して、「生きる」ということをしていていいのにね。

 

 

 

見つめつつ、見つめられつつ、今日も、生きる。

 

いつもありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このたび、私、小出遥子主宰のワークショップ、Temple vol.2を、2015年3月2日月曜日の夜、ふたたび神谷町光明寺本堂をお借りして開催させていただくことになりました。

 

vol.1を経てあらたに気がついたこと、改善すべき点などを織り交ぜて、さらにみなさまにとって居心地の良い空間をご提供できたらいいな、と思っております。

 

もしご興味がございましたら、以下のフォームよりお申込みの上、お気軽に遊びにいらしてくださいませ。

 

http://goo.gl/forms/CsMHRXPFWR

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

【Temple vol.2】

 

日時:2015年3月2日(月)19:00~21:00(受付18:30~)

 

☆タイムスケジュール☆

18:30~19:00 受付&リフレクション1
→お寺の本堂=仏さまの見守る空間で、思い思いにお過ごしいただけます。

19:00~19:15 リフレクション2
→お坊さんと一緒に、参加者みんなでお経を読みます。
(今回も光明寺の松本紹圭さんが導師をおつとめくださいます)

19:15~19:45 ウィズダム
→数名の参加者の方に、ご自身が大切にしている「ほんとうのことば」
(真実を指し示すことば。事前にお送りいただきます)をシェアしていただきます。

19:45~21:00 ダイアローグ
→少人数のグループに分かれての座談会です。テーマはそれぞれの思う「ほんとうのこと」。

 

会場:神谷町光明寺本堂 (東京メトロ日比谷線・神谷町駅3番出口より徒歩1~2分)

http://www.komyo.net/web/kamiyacho.html

 

定員:40名

 

参加費:無料
(ワークショップ中にお賽銭箱へ入れられたお気持ちは、全額、「お寺おやつクラブ」 http://www.higan.net/oyatsu.html に寄付いたします)

 

お申し込み:こちらのフォームよりお願いいたします

http://goo.gl/forms/CsMHRXPFWR

 

お問い合わせ:
temple00001.info@gmail.com
(光明寺への直接のお問い合わせはご遠慮ください)

 

主催:小出遥子 

 

 

 

※Temple vol.1のレポートはコチラです!

 

【2015/1/29(木)Temple vol.1レポートその1(リフレクション1・2)】
https://www.facebook.com/temple00001/posts/1377428022555939

 

【2015/1/29(木)Temple vol.1レポートその2(ウィズダム)】
https://www.facebook.com/temple00001/posts/1377428102555931

 

【2015/1/29(木)Temple vol.1レポートその3(ダイアローグ)】
https://www.facebook.com/temple00001/posts/1377428235889251

 

【2015/1/29(木)Temple vol.1参加者の感想まとめ】
https://www.facebook.com/temple00001/posts/1376895389275869

 

 

 

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