手放すためには。

2015年6月2日

手放すことの大切さは、ことあるごとに説いて回っていますが、

 

でも、そうは言ってもむずかしいんですよね、手放すって。

 

手放そう、手放そう、手放さなきゃ、と意識しすぎると、

 

それが逆に執着になって、余計苦しくなっちゃったり。

 

それが自分にとって大切なものであればあるほど、

 

「手放すなんて絶対無理!」

 

ってなってしまうというのも、すごくよくわかります。

 

 

 

私は、割合、執着というものが少ない人間だとは思いますが、

 

(先日も、ある方から、「執着そのものを外側から見ていますよね」と言われました……)

 

でも、昔からこうだったわけじゃないんです。

 

だって、以前の私は、口を開けば、

 

「こうあるべき!」「ああするべき!」が呪文のように飛び出すような、

 

言ってみれば「執着の権化」「執着が服着て歩いている」ような人間だったんです。ほんとに。

 

家ももので溢れていたし。

 

対人関係の99パーセントは、相手に対する身勝手な期待と、それが裏切られる不安とで構成されていたし。

 

 

 

でも、それだとやっぱり自分が苦しいんですよね。

 

なにかに執着していると、精神的にも肉体的にも固くなっていく感じがして。

 

実際、視野が狭くなって、呼吸も浅くなっていくんですよね。

 

で、あるとき思ったんです。

 

これ、ぜんぜん自由じゃないな、と。

 

私は、自由を生きたいよ、と。

 

そこからは、「いかにして執着を手放していくべきか」(あ! また「べき」とか言ってる!!!)が、私の人生の最大のテーマとなりました。

 

今日は、そこから得た教訓(というほど立派なものでもないけど……)をシェアします。

 

 

 

第一に言えるのは、

 

「手放したかったら、一度強く握ること」。

 

 

 

「手放す」ためには、握ることが必要なんです。

 

そもそも手の中にないものを、「手放す」ことは不可能ですよね?

 

なので、まずはそれを自分の手で掴んでください。

 

その上で、それを、ぎゅっと握るんです。

 

それこそひたいに血管が浮き出るほどに、汗がにじんでくるほどに、息が止まってしまうほどに、強く強く強く握るんです。

 

全身全霊をかけて、握りしめるんです。

 

そうしたら、あるとき、ふっと「もういいや!」って思えます。

 

というか、「うわー、もうやだ! 痛いし、つらいし、苦しいし、手放したい!」って超積極的に思えます。笑

 

そこがチャンスです。

 

思った次の瞬間には、手放せています。

 

 

 

第二には、

 

「手放しても大丈夫、ということを、自分に知らせてあげること」。

 

 

 

手放すことが、どうしてこんなに難しくなるのかと言うと、

 

「手放したら、悪いことが起きちゃう!」

 

と思い込んでしまっているからなんですよね。

 

でもね、これ、ほんと単なる思い込みですから。

 

大丈夫なんですよね、手放しても。

 

人間、意外に頑丈です。

 

本来、裸一貫でも生きていける力を持っているんです。

 

 

 

私は、あ、自分、いま、執着によってこり固まっているな……と思ったら、

 

まずは布団を敷きます。

 

干したてだったらなお良し。

 

で、そこに仰向けに寝ます。

 

腕と脚は、自分の一番心地良い角度に開きます。

 

その状態で、全身の力を抜きます。

 

うまく抜けない場合は、まず一度、手と足を突っ張るようにして力を入れます。

 

ぐーっと力を入れて入れて入れて、限界まできたら、一気に脱力。

 

これを繰り返します。

 

全体重をあずけて、とにかくゆったりとリラックスします。

 

自分の中にある余分なものが、重力に任せて、すべて大地にすべり落ちていくようなイメージで。

 

これをやっていくと、なんというか、安心するんですよね。

 

なにもなくても、なにもないからこそ、安心が広がっていく。

 

その感覚を掴めば、もう大丈夫です。

 

安心感さえあれば、たいていのものは、手放せます。

 

 

 

こんな感じです。

 

 

 

今回はかなり簡略化して書いたので、

 

「そううまくいくものか!」とつっこまれても仕方ないのですが、

 

でも、だいたい、上記のポイントを抑えて、

 

さらに自分なりに工夫してやっていけば、

 

いつしか、かなり執着フリーなところを、

 

もっと言えば「自由」を、生きられるようになるんじゃないかな。

 

と、実体験から……。

 

 

 

なにかのヒントになればうれしいです。

 

 

 

東京は今日もいいお天気。

 

よき日を。