「しない」のではなく「できない」のです

2017年11月30日

おはようございます。小出遥子(こいではるこ)です。

 

「しない」のではなく「できない」だけなのかもしれない、ということに、ほんのちょっとだけでも思いをいたしてみると、自分や相手を責めることがうんと少なくなる。「やさしい世界」はそこからはじまっていくんじゃないかな。

昨日、夫に、少し、怒られることがありまして……。
まあ、ある種、私の「常識の欠如」を突くような内容でね。
あることに関して、「どうして遥子ちゃんはそれをしないの」と責められたんですね。

普段は温厚な夫に怒られて、私もものすごく悲しくなってしまって、
「そうですよね……」「おっしゃる通り……」
「ほんとうにごめんなさい……」とうなだれるばかりだったのですが……。

が……!

あまりにもガックリしている私に気づいて、
途中で夫が言ってくれたんです。

「遥子ちゃんは、もしかしたら、そういうことができない人なのかもしれないね」
「しないんじゃなくて、できないんだとしたらそう言って」
「それならそうで、俺の方でも工夫してやっていくから」

って。

仏みたいな夫ですよね!(笑)

で、まさしくその通りだったので、
「ごめんなさい。確かに、どうしても、私にはそれができません」
「できるけどしないわけじゃなくて、できないからしないだけなんです」
「努力が足りないと言われても、できないものはできないんです」
と説明し、さらに、
「だから、もう、そういう生き物と生活していると思ってください」
「最初からその部分に関して諦めていれば、余計なストレスは減るかもしれません」
と重ねて説明し、最後に、
「私にできないことであなたができることは、あなたがやってください」
「代わりに、あなたにできないことで私にできることは、私がやります」
みたいな感じで、今後の生活の上でともに工夫していくことを約束して、
昨日のケンカは終了となりました。

私の言い分、随分と身勝手に聞こえますかね……?

でも、人間、誰にだって、どうしようもなく苦手なことってあると思うんです。
いや、苦手、とかいうと、まだ克服の可能性が残されている感じがしますけれど、
もはや、どんなに努力しても、一向に身につく兆しのない力ってあると思うんですよ。

たとえば、どんなに厳しくしつけても、
犬はお箸を持ってごはんを食べられないですよね。
どんなに筋肉を鍛えても、ペンギンは空を飛べないですよね。
そのレベルで、人間だって、ひとりひとり、
どうしようもなくできないことが存在していてもおかしくないんです。
「人間」とひとことで言っても、
その中身は、ひとりひとり、当然、まったく違うのだから。

それでいいのだと思います。
ほんとうは、それで、まったく、なんの問題もない。

だって、自分にできないことは、かならず誰かがやってくれるから。
世界は、実は、そういうふうにやさしくできているんです。

できないことがあるのなら、周りの人たちに、
「私にはこれができません」「だから助けてください」と伝えればいいだけ。

「できない」自分に罪悪感を持つ必要もなくて。
だって、自分が「できない」からこそ、
「できる」誰かにそれをするよろこびを与えていると考えることもできるのだから。
安心して「できない」にくつろぎながら、
代わりに自分に「できる」ことを精一杯やっていけばいい。

ほんとうの意味での生きるよろこびって、そこにひらけているんじゃないかな。

そんなことをあらためて思えたので、ケンカもたまには良いものだな、と。
夫に感謝です。

なにか参考になればうれしいな、と思って、シェアしました。

 

お読みくださってありがとうございます。
よい一日をお過ごしください◎

 

次回「遥子の部屋」は、12月4日(月)20時からです。

小出遥子への質問、お悩み相談、最近のブログやTempleのご感想など、
どなたさまでもお気軽にメッセージくださいませ~。
ご質問やご相談には、番組内で、可能な限り、お答えさせていただきます。

フェイスブックページ(https://www.facebook.com/koide.haruko/)に
メッセージを送っていただくか、
Templeのメールアドレスにお願いします。

temple00001.info@gmail.com
(@を半角に変えてお送りください!) 

対面での人生相談受けつけます。
安心できる空間(東京都内のお寺の一角など)で、
じっくりお話を聞かせていただきます。
ご興味のある方はご連絡くださいませ。

temple00001.info@gmail.com
(@を半角に変えてお送りください!)