つながっているから、ひとりでいられる。

2016年10月19日

おはようございます。小出遥子です。

今日はこちらの引用から。

はっと、きゅうにスナフキンは、ムーミン一家がこいしくて、たまらなくなりました。ムーミンたちだって、うるさいことはうるさいんです。おしゃべりだってしたがります。どこへいっても、顔があいます。でも、ムーミンたちといっしょのときは、自分ひとりになれるんです。いったい、ムーミンたちはどんなふうにふるまうんだろう、と、スナフキンはふしぎに思いました。夏になるたびにいつも、ずっといっしょにすごしていて、そのくせ、ぼくが、ひとりっきりになれたひみつがわからないなんて。

(『ムーミン谷の十一月』 ヤンソン=著 鈴木徹郎=訳 講談社文庫 より抜粋)

これ、いいですよね。
大好きな一節です。
「わかる……めちゃめちゃよくわかるよ、スナフキン……!」
という気分になります。

一緒にいても、自分を「ひとり」にしておいてくれる、
そういう人間関係が、私も、好きです。
好き、というか、そうでない関係からは、
私は、自然とフェイドアウトしてしまいます……。

人間、どうしたって「ひとり」ですからね。
ゲス……じゃないけれど「私以外私じゃないの」は
この世の真理なので。
(すみません、この曲、聴いたことありません!
でも、いいタイトルですよね……。)

誰といたって、「ひとり」なので。

でも、真に「ひとり」であるためには、
自分というものが、もう、どうしようもなく、
縁の網目の中に生かされた存在であることを
まずはしっかりと覚知しないといけないんですよね。

本来的には、「自分」が、
圧倒的な「つながり」の中にあることを、
理屈を超えたところから知っているからこそ、
安心して「ひとり」にくつろいでいられる、というか……。

逆説的ですけれど。

どうしようもなく、つながっている。
だからこそ、ひとりでいられる。

そういう関係が、健全だと思います。
素直に、いいな、と思います。

 

昨日は夏のような暑さでしたね。
今日はどうなるのかな?

よい一日をお過ごしください◎