W杯と願望実現(その2)

2014年6月18日

一昨日の続きです。

 

「嫌だ嫌だと思い続けていると、その通りのことが起こり続ける」

「好ましい出来事は、自分がそれを願っているのを忘れた頃にようやく起こる」

 

カラスのフンから見出したこの法則、どうやら真実のようです。

 

 

 

具体例を挙げましょう。

 

あるところに、「クリスマス直前になると、どうしても彼氏と別れてしまうんだよね……」という悩みを抱える女の子がおったそうな。彼女は過去四度、クリスマス直前にフラれているそうな。相手は全員違う人物であるそうな……。一度や二度なら「こんなこともあるさ……」(表情は泣き笑い)で済ませられていたものを、いざ三度目に同様のことが起きたとき、さすがに彼女は、青白く、表情のない顔で、「呪いだ……」とつぶやいたそうな……。

 

ここで、じゃあ、その「呪い」は誰がかけているんだ? ってことを考えてみると、やっぱり「自分」、っていう結論が出るわけですよね。カルマの記事でも散々書きましたけど。彼女自身が「クリスマスは恋人と過ごせない」というイメージを強く持ってしまったから、「直前に彼氏と別れる」っていう事態を繰り返し経験し続けたわけです。アヤシイ世界の言葉で言えば、その事態を「引き寄せ」続けたわけですね。

 

そのイメージを持ってしまっているがゆえに、12月が近づくと彼女は憂鬱になるわけです。11月頭ぐらいからため息が多くなります。猫背にも拍車がかかります。頭の中はネガティブな妄想でいっぱいです。「私、今年もフラれるのかな……」。もうこうなったら彼女は全身に粘着テープをつけて歩いているようなもんで、「クリスマスまでには彼氏と別れるであろう」根拠をどんどんどんどん集めていってしまうわけです。「スマホばかり見て私のこと見てくれない……」とか「なんで最近私の話にあんまり笑ってくれなくなったんだろう……」とか「3時間連絡がつかない、まさかよその女と……!」とか……。

 

これ、実は彼氏は前々からそんな行動はいっくらでもとっていたんですよね。それにもかかわらず、彼女が見逃していた部分なんです。というかとくに気にしていなかった。でもいまは少しの予兆も見逃すまい、と戦々恐々としているから、そこにひっかかってきたわけで。いわばネガティブ要素しか見えない特殊なメガネをかけてしまっているような状態なんですね。

 

そりゃあ誰だって、そんなマイナスばっかり数え上げる女とは一緒にいたくありませんよね。彼氏もいい加減うんざりしてきます。その「うんざり」を彼女は見逃しません。「なんでため息ばっかりつくの?」「なんでそんなつまんなそうにするの?」会えば詰問ばかりです。二人の間に笑顔は見られなくなりました。会話だって、ほとんどなくなってしまいました。「クリスマス、どうする……?」彼女が聞いても、彼氏は生返事しかしてくれません。ががががーん。目の前真っ暗です。呼吸がうまくできません。彼女は確信します。「また今年もフラれるんだ……」。で、実際そうなります。

 

自分で、「そうなるように」動いてしまっているんですね、無意識のうちに。

 

岡目八目って言葉がありますけど、傍で見ていればこんなに分かりやすい図式もない……というような悲しいお話なんですが、当事者は視野が狭くなっちゃって、負のループに完璧にはまり続けているわけです。不幸としか言いようがない……。でもこういう話、世の中にはいっぱいあるんです……。自分自身の経験を顧みても、間違いないです……(涙)

 

 

 

じゃあ、どうやったらこの「呪い」が解けるのかって話ですが、それはもう「いま」に徹することですよね。ただただ「いま」を楽しむこと。

 

そもそもこのタイプの「呪い」は、「過去」と「未来」に意識が向いたものになっていますよね。「過去にこういうことがあったから、これから先もこうなるに違いない……」って。「いま」がお留守なんです。

 

逆に言えば、「いま」に徹すれば「未来」も「過去」も消え失せるわけで。それらはそもそも実体のないものだから。実体のないものにしがみつこうとするから、いつまで経っても「カルマ」という名の「呪い」から自由になれないわけですね。

 

「カルマ」は時間という名の幻想の産物ですから。

 

「過去」も「未来」も手放して、「いま」を楽しんでやる! って決意したら、その瞬間から「呪い」は解けはじめています。

 

上の例で言えば、「過去は過去で仕方がない、未来もどうなるかは分からない、でも、いまは、私はこの人と一緒にいる。目の前に、手を伸ばせば触れる距離に、この人はいる。それならば、とにかくこの時間を楽しもう。過去や未来にとらわれている場合じゃない!」そう思って、肩の力を抜いて、毎瞬毎瞬、お互いが機嫌よくいられる行動を選択し続けていたら、彼女はいつしか、恋人とともに幸せなクリスマスデートを楽しんでいる自分を発見することでしょう。

 

 

 

「そんな簡単な話!?」とか言われそうですけど、そうなんです、めちゃめちゃ簡単な話なんです。「呪い」が、過去や未来を主眼においたものならば、そもそもそれらが存在しない、「いま」というものに徹してしまえばいいのです。

 

ポイントはリラックスして楽しんでやること。ガチガチだったら、それはまだどこか時間っていうものにとらわれている証拠です。というか、「いま」だけになったら、自然とリラックスしているはずなのです。逆に、先にふわっと力を抜いて、心からリラックスしてしまえば、自動的に「いま」しか見えなくなります。そうなったらこっちのもんです。

 

もちろん、トラウマレベルのことが過去にあった場合は専門家の助けが必要だとは思いますが、「このままだったら、ちょっと生きづらいよな~」ぐらいの「呪い」だったら、上記の方法をもって、ある程度自分で解決できます。「呪い」をかけるのは自分、解くのも自分。いつだって自分なんですね……。

 

 

 

うーん、なんかまた長くなったな……。今回はネガティブなパターンの方を書きましたので、次回(明日)はポジティブな方、好ましい出来事の引き寄せ方、つまり「願い事の叶え方」を書こうと思います。こんなもったいぶらなくても、今日書いたのと同じことを逆から見るだけなんですけどね……。乞うご期待!

 

 

 

 

 

(その3・完結編に続きます)