「いま」の中に、過去や未来が

2016年2月12日

「いま」以外、すべて幻想です。

 

実体なきものです。

 

これは真実です。

 

 

 

……みたいなことを言うと、

 

「じゃあ、あなたは、過去への後悔や

 

未来への不安から、もう完全に

 

フリーになってしまったのですか!?」

 

といった質問を受けるのですが、

 

いやー、そうだったらいいんですが、

 

ざんねんながらそんなことはないんですねえ(笑)

 

 

 

過去や未来が幻想であることを見抜いたところで、

 

相変わらず、

 

「あーあ。なんで私、あのとき

 

あんなこと言っちゃったんだろう……」

 

と、あたまを抱えてうずくまることもあるし、

 

「明日の予定がゆううつだ……

 

明後日にワープしたい……」

 

と、表情固く、浅い呼吸を

 

繰り返しているときもあります。

 

 

 

ただ、後悔や不安や心配に、「完全に」

 

巻き込まれてしまうようなことは、なくなりましたね。

 

どこか映画を観ているような気分で、

 

ネガティブな感情を含めたすべてを味わっている、

 

っていうのはあります。

 

冬の日本海のごとく(笑)、表面において

 

感情という名の大波が無数に荒れ狂っていても、

 

海の底は、いつだってゆったりと静かで、

 

ほのあたたかく落ち着いている、

 

みたいなイメージですね。

 

根本に横たわる「大丈夫」が損なわれることはない。

 

 

 

「いま」っていうのは、過去から未来へと連綿と続く

 

不可逆の直線状に存在するほんの一瞬の点、

 

この一瞬のことなんかじゃないんですよ。

 

そんな狭苦しくて堅苦しくて

 

逃げ場のないようなものでは、決して、ない。

 

「いま」は、文字通り、無限の広がりを持つものなんです。

 

 

 

過去と未来の間にいまがある、わけじゃなくて、

 

「いま」の中に過去と未来がある、んです。

 

 

 

ほんとうに、ここには、「いま」しかないんですよ。

 

「いま」を舞台として、過去から未来に向けて連綿と続く

 

ストーリー(またの名をフィクション)が

 

淡々と展開されているだけなんです。

 

 

 

「そんなのうそだ! 過去は確実にあったよ!?

 

現に、このスマホの中には、

 

昨日の日付の写真がたくさん入っているよ!?

 

なんならいまここで見せようか!?!?!?」

 

……と詰め寄られたら、

 

「過去の写真を見る、というストーリーが、

 

“いま”浮かんでいるだけじゃない?

 

スマホの中の過去の写真すら、

 

“いま”浮かんだものだとしたら?

 

そうじゃないっていう証拠はどこにある?

 

どう??? どうなの!?!?!?」

 

と言って、逆に相手に詰め寄ります(笑)

 

 

 

いや、詰め寄るっていうのは嘘ですけれど(笑)

 

でもね、もうね、なんというか、

 

ほんとうに、ぜんぶ、「いま」なんだなあ、と。

 

「いま」の中に、すべてがある。

 

これは、ほんとうのことなので。

 

 

 

その「すべて」っていうのは、

 

文字通り「すべて」なんですよ。

 

つまり、その中には、

 

過去というストーリーや、

 

それに付随する後悔というストーリーや、

 

未来というストーリーや、

 

それに付随する不安や心配というストーリーだって、

 

確実に入っているんです。

 

それらは、縁によって、

 

どうしようもなくあらわれてくる。

 

その表出を止めることはできません。

 

 

 

それならば、ストーリーに逃げてしまわず、

 

ストーリーを生み出す仕組みそれ自体を、

 

ただただじっくりと見つめ、理解し、

 

そうして、「いま」という存在そのものの中に

 

ゆったりとくつろいで、自分をとかしてしまった方が、

 

「人生」を楽しんでいけるような気がしませんか。

 

 

 

まあ、私も、実際、楽しいですよ。

 

深刻さを抱えながら生きていたときよりも、

 

格段に「人生」が楽しくなりました。

 

深刻さが消えると、不思議なことに、

 

真剣さをもって(でも余分な力は抜いて)

 

「人生」そのものに向かえるようになるんですね。

 

これはほんとうにありがたいことだなあ、と。

 

 

 

ただただ、「すべて」としての

 

「いま」を見つめるだけ、ですね。

 

ほんとうの理解は、恵みそのものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よい一日をお過ごしください◎