あらゆるものは通りすぎる。だけど……

2016年2月29日

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あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。

 

僕たちはそんな風にして生きている。

 

 

 

(『風の歌を聴け』 村上春樹=著 講談社文庫 より抜粋)

 

 

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あらゆるものは通りすぎる……

 

確かに。

 

 

 

でも、その、通りすぎていくあらゆるものに

 

ただただ気づいている“わたし”だけは、

 

ずっとずっと“ここ”にいる。

 

 

 

2歳のとき、私を通りすぎていくものたちに気づいていた“わたし”

 

12歳のとき、私を通りすぎていくものたちに気づいていた“わたし”

 

22歳のとき、私を通りすぎていくものたちに気づいていた“わたし”

 

32歳のいま、私を通りすぎていくものたちに気づいている“わたし”

 

 

 

その“わたし”は、

 

この「私」がどんなに歳を重ねようと、

 

どんなに深く喜ぼうと、あるいは悲しもうと、

 

どんなに見た目や性格を変えようと、

 

どんなに健康になろうと、あるいは不健康になろうと、

 

一ミリだって変わることなく、

 

生じもせず、滅しもせず、

 

汚れもせず、清らかになりもせず、

 

増えもせず、減りもせず、

 

“ここ”に……“いまここ”にただただあって、

 

あらゆるすべてに“そのまま”気づき続けている。

 

 

 

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

 

確かに。

 

でも、その「流れ」を浮かべる「河」自体は、

 

いつだって変わらず「河」のまま……

 

 

 

“いまここ”には、いつだって変わらず“わたし”がいる。

 

だから、ぜったい、大丈夫。

 

安心して、「そんな風にして」生きていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい一週間のスタートを◎