気づいているもの

2016年5月21日

あらゆるものは移り変わり、流れ去っていきます。

 

空の色、木々の葉の色、川の流れ、

 

空を翔ける鳥、道ゆく人々、犬、車、

 

マグカップの中のコーヒーの温度……

 

すべて、瞬間ごとに変化していて、

 

一秒たりとも同じ状態でいることはありません。

 

 

 

じゃあ、それら

 

移り変わり、流れ去っていくすべてに気づいているのは、

 

いったい、だれ? あるいは、なに?

 

 

 

自分?

 

 

 

……違いますよね。

 

だって、自分が「自分」だと思っているものだって、

 

よく観てみれば、すべて、

 

瞬間ごとに移り変わり、流れ去っていっているのだから。

 

 

 

「自分」を構成している(と思われている)ものを

 

ズラリと並べてみるとわかりやすいです。

 

 

 

思考、感情、身体の感覚、記憶、意志、行動……

 

いろいろありますね。

 

 

 

これらのひとつひとつを、よくよく観察してみてください。

 

そこに、それらを操っている主体は存在しますか?

 

それらを保持している主体は存在しますか?

 

 

 

あたまで答えを出さないで、実際に観察してみてくださいね。

 

 

 

どうですか?

 

どこにも見つからなかったのではないでしょうか。

 

 

 

思考も、感情も、身体の感覚も、

 

記憶も、意志も、行動も……

 

すべて、特定の主体なしに、

 

どこからともなく、ごくごく自然にあらわれては、

 

どこへともなく、ごくごく自然に消えていく……

 

これが事実ではなかったでしょうか。

 

 

 

つまり、自分が「自分」だと思っていた存在すら、

 

瞬間ごとに移り変わり、流れ去る、

 

実体のなきものだということです。

 

 

 

じゃあ、ここであらためて質問です。

 

 

 

移り変わり、流れ去っていくすべてに気づいているのは、

 

いったい、だれ? あるいは、なに?

 

 

 

流れ去るすべての中にあって、

 

決して流れ去ることのない“なにか”。

 

それは、常に、あなたとともにあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よい一日をお過ごしください◎