これにて、一件落着!?

2016年7月9日

「これにて、一件落着!」

 

とは、某時代劇の決め台詞ですが、

 

今日は、この「落着」ということばについて

 

あれこれ考えてみようと思います。

 

(すみません。ヒマ人なもので。)

 

(いや、それなりに忙しいんですけれどね。)

 

(……まあ、いいや。)

 

 

 

「落着」を辞書で引いてみたら

 

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[名](スル)《古くは「らくぢゃく」》

 

1 物事にきまりがついて落ち着くこと。決着。「彼を代表にすることで―した」「一件―」

 

2 近世、裁判などの決着がつくこと。

 

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……と載っていました。

 

 

 

うん。

 

悪くない解説ですね。

 

ふつうに生きていく分にはこの解説で十分でしょう。

 

 

 

……って、天下の国語辞典さまに向かって

 

私、ナニサマ!? という感じですが(笑)

 

まあ、いいや、

 

不遜ついでにもうちょっとつっこんじゃおう。

 

 

 

「物事にきまりがついて落ち着くこと」

 

ってありますけれど、

 

この書き方だと、まるで、

 

物事には、どこか決まったおさまり場所が

 

あるかのように感じられちゃいますよね。

 

私が疑問符を投げつけたいのはここなんです。

 

 

 

だって、物事なんて、

 

ほんとうのところ、

 

瞬間ごとに、どこからどもなくあらわれ出ては、

 

瞬間ごとに、どこへともなく消え去っていくのであって、

 

決してどこかに「落ち着く」ようなものではないから。

 

 

 

「落着」を「落ち着く」と取るから

 

話がややこしくなるのかなあ~、と思います。

 

いっそのこと、思い切って「着」を取って

 

「落」だけにしてしまえばいいんですよ。

 

 

 

だって、

 

「落着させなきゃ!」と

 

思って焦って力んでしまう以前に、

 

ほんとうはすべて、瞬間ごとに

 

どこにとどまることもなく、

 

「落ちていっている」んですよね。

 

 

 

それはもう、目にもとまらぬ早さで

 

すべての物事は「落ちていっている」。

 

どこにもとどまる場所はありません。

 

 

 

落ち着きたいのなら、

 

「どこにも落ち着く場所はない」ことに

 

落ち着くしかない、というか……。

 

 

 

わかりますかね。

 

 

 

強引にまとめてしまえば、

 

焦ることも、力むこともないですよ、

 

っていうことですね。

 

そんなことしなくったって、

 

ほんとうはすべて「落(着)」しているから。

 

 

 

まあ、焦っても、力んでもいいんですけれどね。

 

その「焦り」や「力み」すら、

 

実際のところ、

 

目にもとまらぬ早さで落ちていってしまうので。

 

1秒前の「焦り」はもうないし、

 

0.1秒前の「力み」ももうありません。

 

 

 

その事実、それ自体に落ち着くことができたのなら、

 

それこそ「一見落着!」なんですけれどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京は雨。

 

よい一日をお過ごしください◎