宇宙からの帰還

2016年11月3日

おはようございます。小出遥子です。

私は、立花隆さんの『宇宙からの帰還』(中公文庫)という本が好きです。
有名な本なので、お読みになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

宇宙飛行士の中には、地球に帰還したあとに
宗教家となられた方が数名いらっしゃるそうで、
この本は、彼らの人生について書かれたものです。

「わかるなあ……」「そうなるよなあ……」
と思いませんか?

いや、私は宇宙に行ったことがないから、
ほんとうのところどうなのかはわかりませんが、
でも、大気圏を突破して、真っ暗な闇の中に輝く地球を眺めたら……
その瞬間に人生がまるっきりひっくり返ってしまうことは、想像に難くないです。

だって、その地球に「自分」はいないんですよ?

この「自分がいない」っていうところに全ポイントがあるのだと思う。

ちょっと話の規模は縮小されますが……。
私は、以前、割としょっちゅう、
日常生活を送っている最中に、ふっと意識が遠くなって、
からだが宙に浮いたようになって(そんな感覚があった、ということです)、
「すでにこの世を去った透明な存在」として、
目の前のすべてを眺め渡していたことがありました。

現在は、そんなことは、もうほとんどなくなったのですが、
(いまの私は、いつも、限りなくこれに近いけれど、
もう少し地に足のついた地点を生きています)
でも、あのとき見た「目の前のすべて」は、もれなく、
ほんとうにひとつの例外もなく、うつくしく、愛おしかった。
世界は、愛、そのものだった。

そこに無駄なもの、不要な存在はひとつもなくて、
すべてが信じられないほどにうつくしく、完璧な調和の中にあって……。

これも、そこに「自分」がいなかったからこそ、見出せたうつくしさなのだと思う。

ほんとうは、すべては縁の中で起きていることで、
そこに「自分」なんていう固定された存在はどこにもいなくて。

でも、日常を生きていると、どうしても、
「自分」という主人公をど真ん中に置いた見方しかできなくなって。

そうなると、すべてにおいて「自分」の都合が優先されて。

「自分にとって」好ましいかそうでないか、
「自分にとって」得になるかそうでないか、
「自分にとって」善なるものかそうでないか、

そうやって世界をブツブツに分断していって、
ほんとうは、すでにすべては完璧な調和の中にあることさえ忘れてしまって。

悲しいことだな、と思います。

世界から「自分」を消してみれば……というより、
そもそも自分が自分だと思っている自分なんか、
ほんとうはどこにもいなかった、ということに気づいてしまえば……
そこには、「愛」しか残らなくなってしまう。

世界は、愛そのものだったんだ、って。

これは、なにも宇宙に行かなくても、
ほんとうは、いつだって、いまいる場所で感じられることで……。

あ、そうそう。
この動画、オススメですよ。
太陽系の公転軌道のイメージ映像。
私と夫の中では「神動画というより、これが神」と話題です。

https://www.youtube.com/watch?v=ENxbfhfcQ7M&sns=tw

すべては、すでに、愛の中にありますね。
(あれ、こんなタイトルの本があったような気が……。)

 

今日は祝日なんですね。

よい一日をお過ごしください◎