外側に敵を作らない健康法

2014年6月25日

一昨日からどうも調子が悪い。喉が痛くて咳が出て全身がダルくて微熱が続いている。完全に風邪ですね。

 

それで、昨日、一昨日と半身浴の時間を長めにとった。2時間以上は入っていた。布団には湯たんぽを入れて寝た。「夏に湯たんぽ……!?」普通の方は驚かれたことだろう。そうです、湯たんぽです。ついでに靴下は15枚履いてます。絹とウールを交互に。「狂気の沙汰だ!」と卒倒しそうになる方もいらっしゃるかしら。ごめんなさい。

 

そう、私は「冷えとり健康法」を実践中なのです。

 

 

 

冷えとりとは、半身浴や湯たんぽや靴下などで下半身を温めて(上半身は冷やす)滞っていた血と気の巡りを良くする、という健康法なのだが、これを数年間実践して、私の身体は驚くほどに調子が良くなった。心も以前とは比べものにならないほどにどっしりした。

 

単純に、私に合っていたのだろう。もともと手先足先の冷えと心身の不調の相関関係には気づいていたので、冷えとりの考え方には最初からしっくりなじんだ。

 

靴下は最低4枚重ねて履くのだが、はじめにそれを知ったときにはさすがに仰天した。「えー、どうなのそれ! どう見てもダサいでしょう!」と。でも実際やってみたらとにかく温かくて心地よくて。見た目のおしゃれさと、心地よさと、どちらを選ぶ? 圧倒的に後者だった。半身浴も湯たんぽも、とにかく心地よいので自然に続いている。「やらなくちゃ」と思ってやったことは一度もない。

 

 

 

冷えとりのいいところは、「冷えとり哲学」とも呼ぶべき、大本の考え方がしっかりしているところだ。たとえば、冷えとりでは、「すべては毒出し」と考える。心身の不調はすべて、自分がいままで日常生活の中で溜め込んできた毒が表に出てきたもの。だから無理に抑えることをせず、思う存分出し切ればいい。そのために下半身を温める。血と気をしっかりと巡らせて、毒が出ていきやすい環境を整えてやればいい。毒が出切れば健康になれる。そんな考え方なのだ。

 

ふーむ、シンプルで面白い……。

 

で、さらに面白いのが、上に書いたようなことは、なにも病気に限った話ではなく、不慮の怪我や、人間関係のトラブルとなってあらわれることもあると考えること。それすらも毒出しなのだそう……。

 

外側のものが急に気まぐれのようにして自分のところにやってきて、自分にとって不利益な出来事を起こしたのではなく、自分の内側に毒があったから、それを表に出すために、自らそれらのトラブルを引き寄せた(ってこの言い方でいいのかな)と考える。トラブルの真っただ中にいるときは「冗談じゃないよ!」って気分になるけど、それによって自分のあり方を反省して、その場で毒を出し切ってしまえば、あとにはあるべき姿だけが残るという……。

 

まあこの辺は「アヤシイ……」と思われても仕方のないような話だが……。でも、ホントかウソかはやっている本人が知っていくことだし、少なくとも私は、この考え方を知ってだいぶ楽になった。

 

だってすべては毒出しなら、ぜんぶを自分の責任として捉えられるから。トラブルが嫌なら、普段から毒を作らない生活を自分が心がければ良いのだし、いざ病気や怪我や嫌な出来事を経験することによって毒出しが始まっても「ぜんぶ出し切ればいいんでしょ~」と、どっしり落ち着いていられる。

 

他人のせい、外側の出来事のせいにすることは、一瞬楽だが、実はものすごく自分の心身に負担をかけることだ。だって外側のものは、どうしたって自分では変えられないから。変えられるのは自分だけ。厳しいようにも思えるけど、実はこれってすごく気が楽だ。どんなときでも自分ができることをやるだけ、という思いは、なによりも自分というものを強めてくれるように思う。自分を信頼する力が身につくように思う。自分を信頼できたら無敵だ。文字通り、敵がいなくなるのだ。

 

 

 

そう、冷えとりは、言ってみれば、自分の外側に敵を作らない健康法なのだ。だって春の花粉すら、冬の間に体に溜め込んだ毒を放出させるための「使者」として考えるんですよ……。花粉や風邪菌や苦手なあの人すらも、自分の毒を表に出すための「使者」なのだ。そう考えると、なんだか楽しくなってくる。敵を作り出すのは自分の冷えた心と身体だけ。これってすごくいいなあ、いっそ清々しいなあ、と思うのだ。

 

 

 

冷えとりは、本当に奥が深くて面白い健康法だと思う。だけど、人に無理に勧めるのはどうかな~、と思うので(その人が心から納得しないことには、どんな健康法だって効果はガクンと小さくなってしまうと思うから)、たま~にこのブログに自分自身の心身の変化の記録をつけていくだけにとどめておきます。

 

とりあえず、今回の、風邪の形態をとった毒出しを無事完了させられるようにがんばりまーす。げほげほ。